2024年11月、南米ペルーのナスカ台地周辺で、ナスカの地上絵が新たに303作品発見されました。
今回発見されたのは、人間や動物の絵であったようです。
また、長年多くの謎に包まれているナスカの地上絵ですが、ついに、この絵の目的が解明されたようです!
今回はナスカの地上絵や解明された謎について、まとめたいと思います。
ナスカの地上絵、新たに303作品を発見!明らかにされた謎とは…
ナスカの地上絵を研究する山形大学ナスカ研究所は、AIを活用した南米ペルーのナスカ台地の調査を行い、新たに303件の地上絵を発見したことを発表しました。
そして、長年の謎であった地上絵の目的が明らかになりました。
その目的は「儀礼活動」であり、2種類のタイプに分けられているそうです。
AIによる分析では、今後新たに900を超える地上絵が存在する可能性があるといわれています。
山形大学ナスカ研究所は、今後もアメリカのIBM研究所と共同して分析を行っていくと、会見で発表しています。
また、山形大学でのナスカの地上絵に関する研究は2004年10月から開始されたようで、今年は20年目の節目の年ということもあり、嬉しくもある進展だったようです。
この勢いを止めずに、研究・分析に励んでほしいですね!
分析で明らかになった「儀礼活動」とは
AI分析で明らかとなった「儀礼活動」は、ナスカの地上絵を利用して行われていたようです。
地上絵のパターンから、2つの儀礼活動に分類することが出来ます。
一つ目の「巨大で線上に描かれた地上絵」は、聖地や神殿の巡礼に使用されていました。
出発点には、巨大な動物の絵が描かれ、その上で土器を割ることで儀礼活動を行っていたといいます。
二つ目の「小型で面的な地上絵」は、人間や人間の頭、家畜が描かれていて、個人や小規模な集団の儀礼活動に関係していることが明らかになりました。
現状で明らかになっているのは以上の二点ですが、今後のAI分析によって大きな進展が可能になるかもしれません。
ナスカの地上絵とは
南米ペルー南部に位置する砂漠地帯、ナスカ平原に描かれた絵を指していて、1926年にアメリカの文化人類学者のアルフレッド・クローバーとペルーの考古学者メヒア・ヘスペによって発見されたました。
初めに発見されたのは、「直線状の模様が描かれた絵」で、今日に至るまで新た作品が続々と発見されています。
地上絵で描かれているのは、人間や猿などの動物、ペリカン、魚、クモと多岐にわたります。
絵の大きさは、数百メートルから数キロメートルに及ぶなど、広大な砂漠の土地を活かして描かれています。
大きすぎるがゆえに、上空からでないと描かれているものがわからず、1926年の発見から今日に至るまで、その多くが謎に包まれたままでした。
1946年には世界文化遺産に登録されています。
まとめ
今回はナスカの地上絵についてまとめました。
発見から約100年経った今でも、多くの謎に包まれているのはとても興味深いですね。
山形大学ナスカ研究所の皆様には、これからも分析を続けて新たな発見をしてほしいです。
今後、絵に関する様々な謎が解明されていくことを期待しています。
一度は自分の目で、ナスカの地上絵を見てみたいですね!
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