2025年賀状受付開始!一方で増えている「年賀状じまい」についても紹介。

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はじめに

2024年12月15日より、全国で2025年の年賀状受付が開始されました。
新しい年を迎えるにあたり、大切な人へ感謝や挨拶を届ける年賀状。
かつては日本中の家庭で年末の風物詩として親しまれ、手書きの文字やイラストに心を込めて送り合うのが当たり前でした。
しかし、最近ではこの年賀状を「今年で終わりにする」という「年賀状じまい」を選ぶ人が増えています。
今回はその「年賀状じまい」についてまとめてみました。

年賀状じまい

デジタル化が進み、LINEやメール・SNSで簡単に新年の挨拶ができるようになった現代。
年賀状を一枚一枚準備する手間やコストを考えると、年賀状じまいを選ぶのも自然な流れのように感じます。
でもその一方で、時代がどれだけ便利になっても「手書きだからこそ伝わる温もり」があることを改めて感じる瞬間もあるのではないでしょうか。

「年賀状じまい」を選ぶ理由とは

年賀状じまいを決める理由は人それぞれです。
特に多いのが、高齢になって負担が大きくなったという声。
70代、80代を迎える頃「これまで長く続けてきたけれどそろそろ区切りをつけたい」と考える方が多いようです。

また、忙しい現代人にとっては手間や時間がかかることも大きな理由です。
仕事や家事育児に追われる中で年賀状の準備がプレッシャーになることも少なくありません。
その結果、自然と年賀状文化から離れていく人が増えています。

さらに、新型コロナウイルスの影響で直接会えない代わりにオンラインで挨拶を済ませる人が増えたことも年賀状じまいを後押しした一因と考えられます。
これらの変化により、「形式的な年賀状よりもっと自由な形で気持ちを伝えたい」という考えが広がっているように感じます。

手書きだから伝わるもの

一方で、年賀状じまいを選びつつも「手書きでしか伝わらないものがある」という声も根強くあります。
たとえば心を込めて手書きした文字やイラスト、丁寧に選んだ言葉。
そこには、書いた人の個性や想いが宿ります。
封を開けた瞬間に感じるあたたかさ
ハガキを指で触れたときの質感
どんなにデジタルが発達しても、手書きの年賀状にはその人の「時間」と「気持ち」がぎゅっと詰まっています。

受け取った年賀状に「今年もどうぞよろしくね」「家族みんな元気です」といった手書きのメッセージが添えられていると、何気ない一言でも不思議と心が温かくなるものです。
それは、デジタルの文字では味わえない特別な魅力です。

年賀状じまいの中で大切にしたいこと

年賀状じまいを選ぶとき、「これまでお世話になった人に失礼がないか」と迷う方もいるかもしれません。
そんなときは最後の年賀状で感謝の気持ちをしっかり伝えるのがポイントです。

例えば、

本年をもちまして、年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。これまで長い間、温かいお付き合いをいただきありがとうございました。今後も変わらぬご縁をいただけますと幸いです。

というような一言を添えればこれまでの感謝をきちんと伝えられますし、お相手も温かい気持ちで納得してくれるでしょう。
また、年賀状をやめても電話やメール、SNSなど別の形で繋がりを続けることでこれまでの関係性を大切にすることができます。

年賀状文化を見直す機会として

年賀状じまいを選ぶ人が増えていることは、年賀状文化そのものが終わりを迎えるというわけではありません。
それよりも私たちが「どんな形で人とつながりたいか」を考え直す良い機会なのかもしれません。
年賀状を続けるか終えるかに正解はありません。
大切なのはその選択に自分らしさや温もりを込めることではないでしょうか。
たとえ年賀状じまいを選んでも、普段からの連絡や節目ごとのお礼など小さな気配りで相手との絆を育んでいく事が出来ます。

そしてもしこれからも年賀状を続けるなら、「手書きの良さ」を改めて見直してみるのも素敵ですよね。
たとえ一言でも、心を込めた文字で書いたメッセージは必ず相手に届きます!
忙しい日々の中でも誰かを思いながらペンを走らせる時間は、自分自身にとっても豊かなひとときになるでしょう。

最後に

年賀状じまいを考える人が増える中、手書きだからこそ伝わる温もりや特別感に目を向けてみてください。
それは送る側にとっても受け取る側にとってもかけがえのない心の贈り物になるはずです。
形式や習慣にとらわれず、これからの年賀状の在り方をあなた自身のスタイルで選んでみてはいかがでしょうか。

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